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もう一翻で何が変わる? 満貫を目安に手の価値をつかむ【点数3】

麻雀の基本と考え方
この記事は約4分で読めます。

点数が見えると、作戦が変わる。全5回 — 第3回 / 全5回

ドラをもう一枚使うか、役を一つ足すか。それを考える時に、点数の上がり方が分かると、待つ意味を言葉にできます。ただし、点数が増えるからといって、必ずその形を目指すべきとは限りません。今回は価値の変化を読み、速度との比較に使う準備をします。

まず30符のロンを、一本の階段で見る

子の30符のロンは、一翻1,000点、二翻2,000点、三翻3,900点、四翻7,700点です。ここでは切り上げ満貫なしを前提とします。五翻は満貫の8,000点になります。翻が一つ増えるたびに、おおむね大きく伸びますが、四翻から五翻では同じ幅で増えないことが分かります。

これは30符という一列を見た例です。40符なら点数は変わりますし、七対子の25符、ピンフツモの20符も別です。「三翻だから必ず3,900点」と翻数だけで決めないようにします。最初は一つの符の列に慣れ、ほかの列との違いを後で増やすと、数字の整理がしやすくなります。

満貫は、毎回の細かな符計算に区切りを付ける

子の30符ロンは、一翻1,000、二翻2,000、三翻3,900、四翻7,700、五翻8,000点。切り上げ満貫なし。
図解・計算例:もっといいこと。 画像を拡大する

満貫なら、子のロン8,000点、親のロン12,000点です。五翻のほか、三翻70符以上や四翻40符以上でも満貫になります。六・七翻は跳満、八〜十翻は倍満と、上の区分へ進みます。まず満貫を一つの目印にすると、今の手が小さなアガリか、大きな点差を動かす手かをつかみやすくなります。

ただし、30符四翻や60符三翻を満貫へ切り上げるかはルールによります。ネット麻雀や大会の設定で、表示される点が違うことがあります。実戦では使っている卓の点数表を優先してください。この記事の階段図は、切り上げなしで比較した教材です。規則が違うことを、計算ミスと混同しないことも大事です。

2,000から3,900への変化と、7,700から8,000への変化

同じ30符の例で、二翻から三翻へ上げると、子のロンは1,900点増えます。四翻から五翻では300点の差です。どちらも「一翻増える」ですが、点数の増分は違います。役やドラを追うために待ちを狭くしたり、テンパイを崩したりするなら、その代償と比べたいのは具体的な増加分です。

一方、300点だから無意味とも限りません。相手との差が、その300点で逆転できる境目にあることもあります。点数の大きさだけでなく、今必要な条件に届くかが別の物差しになります。「いつでも最大の打点」ではなく、「今回の目的に必要な打点」を考えられるようになると、選択の理由がはっきりしてきます。

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高くなる可能性と、今ある価値を分ける

まだ引いていないドラや、リーチ後の裏ドラは、現在の確定打点には入れません。「裏が乗れば逆転」には可能性がありますが、「現時点で逆転条件を満たしている」とは違います。まず現在の役・ドラで成立する点数を出し、その後に上振れを別枠で考えます。

同じように、完成すれば三色同順になる手でも、その形で完成しない待ちがあるなら、高目と安目を分けます。両面の片側で三色が付くからといって、どちらのアガリも同じ点数にはなりません。待ち牌を置き換えて役を確認する方法は、鳴き特集の片アガリと共通しています。図で一枚ずつ完成させる癖が、ここでも役立ちます。

練習:一翻を追う理由を一文で書く

この回の確認手順。本文で各項目を解説しています。
確認手順の図解:もっといいこと。 画像を拡大する

「ドラを使えば高い」ではなく、「今の2,000点から3,900点へ上がるが、両面を失う」と書いてみてください。ここまで言えると、点数の増加と形の変化を同時に比較できます。最終的な押し引きは巡目や他家の状況も必要なので、この一文だけで最適解を断定はしません。

逆に「7,700点で目的を満たし、もう一翻のためにテンパイを崩す必要は薄い」と説明できる場面もあります。点数計算は、高くするためだけの技術ではありません。十分な手を十分だと判断し、必要以上に難しくしないためにも使えます。次の一局では、現在の点数と、狙っている上積みを別々に言ってみましょう。

満貫を覚えたら、支払いの形へ戻る

子の満貫ツモは2,000・4,000、親の満貫ツモは4,000オールです。本場・供託なしなら受取合計はそれぞれ8,000点と12,000点になります。同じ満貫でも、誰が払うかによって点差の変化は違います。点数表の数字だけで終わらず、前回の卓図に戻してみてください。

最初に覚える基準は少なくてかまいません。普段よく出る30符のロンと満貫、その支払いが読めるだけでも、手の価値の見え方が変わります。細かな符の暗記を増やすのは、結果画面で出会ったものからで大丈夫です。次回は、この数字をオーラスの点差へつなげます。

資料を読む:上限の区分とルール差

アガリ点の区分は公式競技規定を確認し、本文の階段と増加額は当サイトで計算しています。切り上げ満貫の有無などにより、同じ翻・符でも扱いが異なります。本稿は点数差を理解するための例で、手替わりを待つ期待値や和了率を実測したものではありません。

参考資料

資料確認:2026年10月26日。資料の紹介は当サイトによる要約です。牌姿・図解・問題文は当サイトの教材で、特定団体の推奨戦術を示すものではありません。

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