麻雀のこと。麻雀初心者の備忘録

【麻雀初心者向け】カンのメリット・デメリットを理解しておこう!

麻雀のこと。
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雀魂で麻雀を打っていると、銅の間〜金の間あたりまでは「カンをする人、結構多いなぁ」という印象を受けます。
麻雀マンガ・アニメで人気となった「咲-Saki-」の影響もあるかもしれませんね。
ですが、麻雀を打ち慣れた人でもカンのしどころに悩む人は多く、扱いの難しいワザでもあります。

というわけで、今回は麻雀初心者向けに「カン」のメリット・デメリットを整理してみたいと思います!
カンをすることで具体的に何が起きるのかをしっかり理解して、ここぞ!というタイミングで扱えるようになりましょう!

今回の記事はこんな人にオススメ
  • 雀魂などのデジタル麻雀ゲームで、カンをするか否かのアラートが出てきたときに何となくカンしがち
  • ドラが増えるから高打点狙えるかも、と思ってカンしたくなる
  • 「咲-Saki-」の影響でつい嶺上開花を狙いたくなる

カンの種類について

まずは基本ルールの理解から。カンにはいくつか種類があるので、それを整理しておきましょう。

明槓(みんかん)

明槓は、ほかの人が牌を捨てた際にその牌をもらうことで成立するカンです。
明槓は細かく分けて以下の2種類がありますが、合わせて「明槓」と呼ばれます。

大明槓(だいみんかん)

自分の手牌の中に同じ種類の牌をすでに3枚持っていて(暗刻)、さらにその牌と同じ牌を誰かが場に捨てたら、「カン」を宣言して牌をもらうことができます。
大明槓をすると、自分の手牌にあった3枚+相手の捨て牌を合わせて、自席の右手前に公開することにになります。

少明槓/加槓(しょうみんかん/かかん)

ポンをして同じ種類の牌が3枚手元にある(公開されている)状態で、さらにその牌と同じ牌を誰かが場に捨てたら、「カン」を宣言して牌をもらうことができます。
少明槓/加槓をすると、すでにポンをして公開している3枚のところに相手の捨て牌を追加して並べます。

暗槓(あんかん)

暗槓は、自分の手牌(ツモ牌を含む)に同じ種類の牌が4枚あるときにできるカンです。
「カン」を宣言して、自席の右手前に公開することにになりますが、暗槓の場合は人から牌をもらっていないのでリーチが可能です(門前(メンゼン)と同じ扱いになります。もちろん、その前後にポンやチーをしたら門前ではなくなるのでリーチはできません)。


暗槓も明槓も、宣言をするときはどちらも「カン」としか言いません。ですが、人から牌をもらってカンしたか、自分で集めた4枚なのかで、扱いが異なる部分が出てきますので注意しておきましょう。

カンをすると何が起きるのか? メリット・デメリットをチェック!

では、カンをすると具体的に何が起きるのか整理していきましょう。
先にざっと箇条書きすると、こんな感じです。

カンをするとこうなります
  1. ドラ/裏ドラが増える
  2. 上がれたときの符計算で点数が加算される
  3. 自分の手牌の一部を公開することになる
  4. オリたくなったときに切れる牌が減る

順番に見ていきましょう!
(メリットには赤線を、デメリットには青線を引いてみました)

1.ドラ/裏ドラが増える

明槓でも暗槓でも、「カンをするごとに、ドラ/裏ドラが1枚増える」というルールがあります。カンによって増えたドラを「カンドラ」と呼ぶこともあります。
ドラが増えることで、より高い打点での上がりを狙いやすくなることがカンの最大のメリットです。が、このメリットを享受できるのは自分だけではなく「場の全員」であることをしっかり意識しておく必要があります。

つまり、自分がまだテンパイできるかわからない状態でカンをしても、ほかの人に高打点で上がられるチャンスを与えてしまいます。ましてや、誰かがリーチしている状態でカンをすれば、カンドラだけでなく増えた裏ドラの分も乗る可能性があるため、「高打点チャンスをリーチ者にあげただけの人」になってしまうのです。

また、明槓をしてしまうとリーチができないため、自分に裏ドラは乗りません。みんなにチャンスを分け与えた割に自分が得られる旨味が少ない、というのが明槓最大のデメリットでもあります。

2.上がれたときの符計算で点数が加算される

カンをした面子(メンツ)に対しては、上がれたときの点数計算で「符」が追加で加算されます。ボーナスポイントが付くのですね。
どの牌をカンしたか、暗槓か明槓かで加算される符は異なるのですが、最大で32符つけることができます(一九字牌を暗槓した場合)。実質1飜アップですね。
とはいえ、初心者のうちは符計算まで意識しながら麻雀を打つのはなかなか難しいですよね。「槓子の符計算の差で勝敗が決まるほどの勝負」という事態に気づく前に、もっと意識したほうがいいこともたくさんありますし。
とりあえず最初のうちは「カンしたら点数にちょっとおまけがつくらしい」くらいの認識でよいかと。

3.自分の手牌の一部を公開することになる

カンを宣言した時点で手牌の一部を公開することになるため、自分がどんな役を狙っているのかヒントを与えることになってしまいます。ポンやチーで鳴いたときと同じデメリットですね。

同時に、カンの場合は「もう残っていない牌」を公開することにもなります。
たとえば、門前で4枚同じ牌を持っていたとき、暗槓をするか迷うことってありますよね。
このとき、「この4枚の牌がここにある」という情報は自分しか知りません。
ほかの人は、もしかしたらその牌を「ツモれないかなぁ」と待っているかもしれません。
待っている間は手が進みづらくなりますし、この時点でそもそも待ちが悪いということにも、相手は気づいていません。
カンをすることで、「この牌はもう残っていない」という情報をシェアしてしまうと、「じゃあここは切ろう」という相手の判断を進めさせる要因にもなる、ということは意識しておきましょう。

※慣れてくると逆に、カンによって使いづらくなった牌(捨てられやすい牌)を自分の上がりの待ち牌にする、なんて立ち回りもできるようになったりします。

4.オリたくなったときに切れる牌が減る

これもポンやチーと同じデメリットなのですが、誰かのリーチが飛んできて、いざ自分がもうオリたい、となったときに、カンによって自由になる手牌が減っているため、切れる牌の選択肢が少なくなります。
1種4枚が手元にあれば、少なくとも1枚切ることができれば最大4順は振り込まずに逃げることができます。そのメリットを失ってもカンをして高打点をめざしたいのか、そもそもテンパイできそうなのか、カンをする前に今一度考えてみたほうがよいでしょう。

ちなみに、ベタオリする際に、同じ牌を3枚連続で切ることを「暗刻(あんこ)落とし」と言ったりします。4枚連続で切るのは「槓子(かんつ)落とし」。潔く槓子を落としてる人を見ると、ちょっとかっこいいなと思います←

カンは、当たる可能性もあるがリスクも大きい!

こうしてカンをしたときに何が起きるか、そのメリット・デメリットを挙げていくと、案外細かなデメリットが多い印象です。

そのデメリットを踏まえてたうえで、カンによって高打点を狙いたい! というタイミングなのかどうかを検討し、自分なりのタイミングを掴んでいくことが大切です。
よかったら、参考にしてみてくださいね!

この記事を書いた人
永井 ミキ

ずっと麻雀にいいイメージを持ってなかったのに、コロナ自粛中にふとしたきっかけでやってみたらどハマリしちゃった人。雀魂(じゃんたま)で日々コツコツと打つのが楽しいです。自分の麻雀お勉強ログと、雀魂についてのアレコレを書き残し中。

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