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【②麻雀の役を知ろう】麻雀初心者向けに基本のルールをわかりやすく解説!【図解多め】

初心者向け麻雀講座
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前回は、「はじめの一歩編」ということで麻雀のごく基礎的なルールについて解説しました。

今回は、麻雀を打つうえでしっかり覚えておきたい(けどややこしくなりがちな)「麻雀の役」について解説します!

麻雀であがるためには、かならず「役」が必要!

前回、しきりに「テンパイしたらリーチしてくださいね」と書きましたが、それはリーチも麻雀における「役」のひとつだからなのです。
前回の記事では役について一切触れていませんが、リーチすることでとりあえずロンなりツモなりであがれる状況を作っているのです。

何故ならば、麻雀は「役」がないとあがれないゲームだからなのです。
(一飜縛り、といいます)

前回、麻雀は4面子1雀頭を揃えるゲームだとお伝えしました。
ですが、ただ4面子1雀頭を揃えただけでは「役なし」になる可能性があるのです…!

麻雀の役には、いろいろ種類がある

麻雀の役といえば? と聞かれて、思い浮かぶのはどんなものでしょうか?
たとえば…

平和!(ピンフ)
対々和!(トイトイ)
四暗刻!(スーアンコウ)
国士無双!(こくしむそう)

などなど、メジャーな名前であれば漫画やドラマなどで聞いたことがある人も多いかと思います。

これらは、実は麻雀の中では「手役」と呼ばれる分類になります。
実は手役以外にも、麻雀では役が存在するのです!

手役

まずは先に、役としてイメージしやすい「手役」について。
手役とは、和了時点での手牌の内容(組み合わせ)で成立する役のことです。
手役にも大きく分けて2種類あって、手牌全体の構成が条件となる「全体役」と、手牌の一部が条件を満たせばOKな「部分役」とがあります。

手役の分類説明役の例
全体役手牌の全体が、その役のルールどおりに
構成されている必要がある
平和
断么九
対々和
混一色 などなど
部分役手牌のうち一部が、その役のルールを
満たしている
役牌(飜牌)
一盃口
三色同順
一気通貫 などなど

手役を考えるうえで押さえておきたい大事なポイントなのですが、

4面子1雀頭を揃えただけでは、いずれかの手役が付くとは限らない

ということを頭に入れておきましょう!
それぞれの役には「どのように牌を揃えるか」のルールが決まっています。単に4面子1雀頭を揃えた、というだけではいずれの役のルールにも当てはまらないというケースがよく発生します。

門前(めんぜん:鳴かないで手牌を整えていくこと)で作っていれば、リーチ(後に紹介する「状況役」の一種です)をかけて、あがれる状況を作ることはできます。リーチはいわば、自力で(=門前で)牌を揃えたごほうびであるとも言えるのですね。
一方、ポンやチーで人の牌をもらってテンパイをめざすこともできますが、せっかく面子を集めてきても無役だとあがることもままなりません。

麻雀経験者の中には「初心者のうちは鳴かずにテンパイをめざした方が麻雀が上手くなる」という人も多いですが、このように「役(手役)が意識できるようにならないと、鳴いても役なしであがれなくなっちゃうリスクがあるよ」ということも示唆しているのですね。

状況役

状況役とは、和了(ホーラ/あがりのこと)した時の状況によって成立する役です。
状況役の中には、プレイヤー自身の行動によって成立する「行為役」と偶然発生する「偶然役」があります。

状況役の分類説明役の例
行為役自分で能動的に状況を作ることで成立する役。門前清自摸和(ツモ)
立直(リーチ)
流し満貫
偶然役偶然つく役。ラッキーなやつ。嶺上開花、槍槓
海底摸月、河底撈魚
一発、ダブル立直
天和、地和

wikiの「状況役」の分類を元に表にしましたが、こうして見ると行為と偶然の線引きが若干曖昧なものもありますね…(メンゼンはツモれなければつかないし、嶺上開花は自分がカンしなければ付く可能性がないし)。
とりあえずは、手役以外で役がつく可能性があるのはこういった類のもの、ととらえてください。

この中で、自分の意思でその役をつけるか・つけないか判断ができるのは「リーチ」と「嶺上開花」、「流し満貫」「ダブルリーチ」の4つだけです。
逆にいうと、それ以外の役は自分の意思ではどうにもならないものなので、覚えるのは後回しでもOKです(雀魂などのデジタル麻雀であれば、あがれたときに自動でカウントしてくれるので)。

リーチという役の強さについては、別記事にもまとめましたのでよかったら参考にしてみてくださいね!

役を複合させて高打点を狙おう!

さて、これらの状況役や手役は、ついた役のぶんだけ複合させてカウントができます。
そして、ついた役の種類によって「飜(はん)」と呼ばれるポイントが加算されます。
たとえば、

リーチ(1飜)・ツモ(1飜)・平和(1飜)・断么九(1飜) =4飜

とか

自風牌(1飜)・対々和(2飜) =3飜

とか

リーチ(1飜)・一発(1飜)・三色同順(2飜) =4飜

みたいな感じですね!

この飜数がいくつになるかによって、あがれたときにもらえる点数が変わってくるのです。
(厳密には、飜より小さな単位として符(ふ)というものもあり、飜数と符によって点数が変わります。最初のうちは符はあまり意識せずでOKです。)

麻雀初心者のうちは、雀魂などのアプリで打ってみて、

「自分が意図した役がついているかどうか」

を意識する練習をしてみるとよいでしょう!
(デジタル麻雀だと役の読み上げや点数計算を自動でしてくれるので便利です)

手役を覚えるのに、麻雀の役一覧を活用しよう!

というわけで、麻雀では役、とくに手役を意識して進めていく必要があります。
となると、手役を覚えていく必要があるわけですね。

麻雀の役って、とにかく数も多いしルールもいろいろで最初はとっつきづらいですよね。
でも、役そのものを特定の切り口で整理するとすっとわかりやすくなることがあります。
たとえば…

  • 役の系統で分ける(順子で作る役、字牌で作る役、etc…)
  • 出現頻度でソートする(実用的な役を優先的にチェック!)

みたいな。
というか、自分が麻雀の役を覚えようと思ったときに、こういった切り口での役一覧表がほんとに見つけられなかったので、

作りました。

自分が役を覚えるときに「こんな風に整理されてたらいいなー」と思ったものを詰め込みました!
よかったら、参考にしてみてくださいね!

この記事を書いた人
永井 ミキ

ずっと麻雀にいいイメージを持ってなかったのに、コロナ自粛中にふとしたきっかけでやってみたらどハマリしちゃった人。雀魂(じゃんたま)で日々コツコツと打つのが楽しいです。自分の麻雀お勉強ログと、雀魂についてのアレコレを書き残し中。

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