サイトを作ってみる。ブログのこと。暮らしのいろいろ。

簡単!ドメインの取得とAWS WordPressへの設定(お名前.com)

サイトを作ってみる。
この記事は約9分で読めます。

こんにちは、ハジメです。

第5回目の今回は前回スキップしていたドメイン名の取得について「お名前.com」を使った場合の方法をご紹介していきたいと思います。
「お名前.com」は取得方法も簡単ですし、お値段もお安く提供されています。
さらにキャンペーンなんかもよくやっているので、この記事のスタンスである「なるべく安く、早く、簡単に」にあっているので、こちらを使うこととしてます。

では、早速!

まずドメイン名(サイト名)を決める

まず、何はともあれドメイン名を決めないといけません。基本的にはサービス名やサイト名と同じものにしておくことをお勧めします。
サイトを作る以上、色々な人に見て貰う必要性がありますが(必要性というか、見て貰いたいですよねw)、その際にサイト名とドメイン名が一緒だと、Googleなどの検索にヒットしやすくなる効果があります。

例えば、 健康食品を扱っているサイトのサイト名の場合 、

  • http://smart.com
  • http://kenkou-syokuhin.com

前者の感じですと、ドメイン名で全く何のサイトかわからない上に、健康食品を知りたい人が検索するときに「smart」で検索するってことはほぼ無いはずです。何となくドメイン名も短くてかっこいい名前ですが、まるで意味ないですね。

後者の場合、ドメイン名は長くなっていますが、健康食品を検索したときに、ついでにサイトドメイン名でもヒットできるようになります。ユーザにもわかりやすい名前ですよね。

永井ハジメ
永井ハジメ

それに、短いドメイン名は大抵取られちゃってて、もう空いてません。できればサービス名やサイト名に近いドメイン名するのが吉です。

では、ドメイン名が決まりましたら、早速取得していきましょう!

お名前.comでドメイン名を取得する。

最初になぜお名前.comを選んだのかを簡単に。主に二つの理由があります。

  • 1つ目: 安さや使いやすさを重視しているためです。勿論Amazonや他でも取得できますが、Amazonの場合は12~14$くらいしましたので、お名前.comより1.5倍くらい高いです。 他のサービスでもいいですが、似たり寄ったりなので、一番有名なお名前.comで良いと思います。
  • 2つ目:今回の連載ではAWSを使っていますが、今後AWSしか使わないかはわかりません。もっと良いサービスが出てくるかも。そういう時、Amazon上で取得していると、DNSのために割高かなDNS管理料を払ってAmazonを使いづつけなければならない可能性があります。「絶対にAWS!」と決めている方であれば、Amazon内でとってしまった方が楽は楽ですね。

前置きはこれくらいに、では、まずはお名前.comのサイトに移動します。

サイトが出てきましたら、ど真ん中の大きな検索ボックスに、自分で決めたドメイン名を入れてください。

例では、motto-iikoto-sampleとしています。

検索を押すと、次の画面でズラッと一覧が出てくるはずです。

ここで、青いチェックボックスがついているところの上を見てください。これが「.com」で取得できるという意味です。その他も白抜きの資格になっているので、motto-iikoto-sample.netや.jp、.co.jpなんかも取得できるってことですね。

ちなみに、取得済みの場合はどうなるかというと、

Googleで試してみると、すべてバッテン。メールマークは、「現在の契約者が契約終了したらお知らせしてくれるよ」という機能ですが、google.comなんて空くはずありませんね。

次に、どのドメイン名にすべきか、という話ですが、「.com」をおすすめします。

理由は下記のとおりです。

  • 世界で一番有名なドメインであること。
  • その割に値段が安いこと。

「1円とかあるでしょ!」って言われるかもしれませんが、罠です。1年のドメインの2年目以降の更新料を見てください。いきなり1000円~、ひどいものだと2000円になったりします。初年度だけ極端に安くても意味ないです。その点、.comは初期だけ少し安めで、今後ずっと1000円程度で知名度もあります。

という事で、motto-iikoto-sample.comで進めることにします。
緑のボタンを押して、料金確認に進んでください。

とりあえず1年登録でOKです。来年もサイトを運営していた場合、そのまま自動更新しちゃえばOKです。セット割は無いに等しいので、1年ごとに支払いましょう。

下の3つに関しては、設定不要です。

  • Whoisに関してはまぁ便利にはなりますが、お金かかりますから不要。
  • ドメインプロテクションに関しては、ちゃんとパスワード設定すれば問題なし。
  • SSL証明書は以前の記事の通り無料で取得しますから不要。

あとは、すでにお名前.comのアカウントを持っている場合は、右上の「お名前IDをお持ちの方」から進み、まだアカウントを持っていない方は、「初めてご利用の方」から進んでください。

普通の登録です。そのまま進めてアカウントを作ってください。

アカウントが作り終わりますと、ドメインの購入画面に移りますので、クレジットカード番号を入力し、購入してください。

ドメインの管理をする。

購入が終わりましたら、早速自分で購入したドメインをお名前.comの管理画面で確認しましょう。

https://navi.onamae.com/domain

ドメインが正常に取得できていれば、上記のように表示されるはずです。僕は既に何個かドメインを買っているので、4つ目ですね。例ではmotto-iikoto-sample.comで進めましたが、ここからはこのサイトのドメイン名である「motto-iikoto.com」で進めます。

では、次にドメインのDNS設定を行います。

取得したドメインをAWS上のWordPressに転送設定する。

ドメインは買っただけでは使えません。

ドメインに自分の住所(WordPressのサーバーがある場所)を割り当ててあげましょう。

ドメインをわかりやすく言えば、 簡単に言えばインターネット上の住所のようなものです。企業のホームページや個人のブログサイトはその住所に建てられる「家」というイメージをしていただければ、わかりやすいかと思います。

そして、その家の名前(ドメイン名)と住所(IPアドレス)を紐づける作業ってことですね。

例えばこの住所、〒100-8111 東京都千代田区千代田1−1 。そう。皇居です。

ここで、少しAWSに戻ります。AWSのコンソールを開いてください。

「サービス」から「route 53」を選択して移動してください。

route53とは、DNS関連の処理をしてくれるサービスで、今回でいえば、ドメイン名とIPアドレスを紐づけてくれるサービスを提供してくれます。ルートの道案内、みたいな意味でしょうかね。

「ホストゾーン」を「ホストゾーンの作成」を選んでドメインを追加します。

ドメイン名のところに、取得したドメイン名を入力します。コメントとタイプはそのままでOKです。

すると、このような2行が作成されています。

このうち、「NS」(ネームサーバー)のところを使います。

  • ns-308.awsdns-38.com.
  • ns-1996.awsdns-57.co.uk.
  • ns-1136.awsdns-14.org.
  • ns-597.awsdns-10.net.

上記は僕の例なので、ご自身の4つを使います。

それでは、お名前.comに戻り、ドメイン管理ページに移動します。

お名前.com ドメイン管理画面

上記の「ネームサーバーの変更」に進みます。

作成したドメイン名の横のチェックボックスにチェックを付け、ドメイン名の上をクリックしてください。

その後、「他のネームサーバーを利用」のタブをクリックし、

上記の1~4の枠の中に、先ほどの4つのDNSサーバー名をコピーして、確認画面に進んでください。

登録が終われば、これでお名前.comの設定は完了です!お疲れ様でしたー。

なお、設定の反映まで、長い場合は48時間ほどかかります。気長に待ってください。

最後に、Route53とEC2の紐づけ(連結)を行い、既に割り当てられているIPアドレスと、ドメイン名を紐づけます。

例で作ったサイトでは、 http://54.250.67.232/ でしたので、このIPアドレスとドメイン名「motto-iikoto-sample.com」を紐づけます。

ROUTE53のホストゾーンで、自分のドメイン名をクリックし、下記の画面を表示させたら「レコードセットの作成」をクリックします。

  • 名前:この部分には特に何も入れなくてOKです。
  • タイプ:このまま「A – IPv4アドレス」で。
  • TTL:そのままの300秒
  • 値:ここに、自分のIPアドレスを入れます。(例では54.250.67.232)

「作成」を押せば完了です!

全部の設定が終わった後、設定がこうなればOKです。

これで、ブラウザのURLのところにドメイン名のhttps://motto-iikoto.com等、自分で取得したドメイン名を入力すると、先日表示された画面が、IPアドレスじゃなくて、ドメイン名で表示されるようになるはずです!

※ これも少し反映に時間がかかる場合(最長48時間)があります。1日くらい休んでから翌日やってもよいかもです。

これで、普通のサイトのようにドメイン名でサイトが表示され、WordPressを使っていつでも投稿を増やしたりできる状態になりました!(ぱちぱち)

ドメインの取得の件に関しては、これで終わりにします。

また次回お会いしましょう!

ここまでIPアドレスでサイトを作っていた人向け

さて、ここまでIPアドレスを使ってサイト作りを行っていた人向けに、ドメイン名への変更の手順をまとめておきます。

KUSANAGIの設定を2か所変更する

まず、ドメイン名を変更したことに伴い、KUSANAGIのプロビジョニングを修正します。

今までと同様にTeraTermを立ち上げてEC2インスタンスにログインし、下記のコマンドを実行してください。

 sudo kusanagi setting --fqdn sample.example.com [profile_name]

例でいえば、「sudo kusanagi setting –fqdn motto-iikoto-sample.com wp-sample-blog」ですね。

  • sample.example.com には今回取ったドメインを。
  • プロファイル名には自分のサイト名を入れます。

次にSSLを使えるようにします。

sudo kusanagi ssl --email [自分のメールアドレス]

これでドメインに加え、SSLも使えるようになりました!

WordPressの管理画面で、URLの部分を変更する。

最後にWordPressの管理画面上でもドメイン名を変更します。

WordPressアドレス(URL)の部分と、サイトアドレス(URL)の部分を、今回取得したドメイン名に変更してください!

以上です!

タイトルとURLをコピーしました