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四枚見えたら何が消える?壁と残り枚数の読み方【守備3】

3筒が四枚見えていると隠れた23筒の両面はない。一方、1筒単騎やシャンポンは残る。 麻雀の基本と考え方
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同じ牌が四枚見えている。それは、隠れた牌について確かに分かる貴重な情報です。ただし、壁の外側なら全部安全という覚え方では足りません。消える形を一つずつ描き、まだ残る待ちも確認します。

連載:相手の手を読む前に。守備の5レッスン / 第3回

この回でできるようになること

自分の手牌を含めた見えている四枚を数え、成立しなくなる順子と残る待ちを区別できる。

日本の四人打ちリーチ麻雀を想定します。萬・筒・索は牌の種類です。図と問題は条件を絞った学習例で、全手牌を示さない例は最善打の判定を目的にしていません。

壁は、牌の総数から考える

日本の一般的な四人打ち麻雀では、同じ種類の牌は四枚あります。三筒が四枚、自分から見える場所にあるなら、相手の隠れた手牌に三筒はありません。この総数の制約を守備へ使うのが壁の基本です。

ここでいう見えている場所は河だけではありません。自分の手牌、他家の副露、ドラ表示牌など、確認できる牌を合計します。赤五と普通の五は別種として五枚あるわけではなく、同じ種類の四枚の内訳として数えます。

相手が河から鳴いた牌は、河にあった一枚と副露の一枚を二重に数えないようにします。画面上でどこへ移動したか、実卓で誰の副露へ入ったかを追う必要があります。壁の推論より先に、数え方を正確にすることが大切です。

三筒が四枚見えた場合を描く

三筒が相手の隠れた手牌にないとき、一筒で完成する一二三筒の順子は作れません。相手が一筒を待つために必要な二三筒を隠し持てないからです。これは、三筒が四枚見えていることから導ける具体的な否定です。

二筒を使う順子には一二三筒と二三四筒があります。どちらにも三筒が必要なので、二筒で順子を完成させる待ちも否定できます。ただし、ここでは「順子を完成させる」という範囲を付けています。

一筒や二筒の単騎待ち、シャンポン待ちは三筒を必要としません。三筒の壁があっても残ります。端に近い牌だから全種類の待ちから切り離される、というわけではないのです。

中央の壁は、片側の形しか消さないことがある

四筒が四枚見えている場合、三筒の両面待ちのうち四五筒を持つ三・六筒待ちは否定できます。しかし、一二筒の三筒ペンチャン待ちは四筒を使いません。二筒を待つ一三筒のカンチャンも同様です。

このように、壁を見つけたら牌を一列で眺めるだけでなく、切りたい牌が入る順子を並べてみます。三筒なら一二三、二三四、三四五。このうち壁の四筒を必要とするものと、そうでないものに分けます。

実戦ですべてを紙に書く時間はありませんが、練習では書く価値があります。暗記表の結論だけより、なぜその牌を候補にできるのかを再現しやすくなります。覚え違いにも自分で気づけます。

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三枚見えは、四枚見えとは違う

三筒が三枚見えているなら、残り一枚は相手の手にあるかもしれません。その一枚と二筒を組み合わせれば、一・四筒待ちは作れます。四枚見えで不可能になる形を、三枚見えにもそのまま適用してはいけません。

三枚見えは候補を比べる材料ですが、「残り一枚だから相手にはない」とは言えません。残り一枚が山にある確率や相手が持つ確率を、この情報だけで具体的な数字にすることもできません。

同じ理由で、自分から見えない二枚を相手が両方持つこともあります。見えていない枚数は可能性の上限であり、山の残枚数の確定値ではない。この区別は、手牌づくり編の受け入れと共通しています。

卓を見ながら次の一手を考える大人のイメージイラスト
制作イメージ:もっといいこと(AI生成)。実際の牌姿・手順を再現した写真ではありません。

公開されている面子との混同に注意

相手の副露に三筒が含まれている場合、その三筒を含めて四枚を数えることはできます。ただし、すでに完成している副露の順子はそのまま存在します。否定しているのは、残りの隠れた部分に新たに三筒を使う形です。

たとえば相手が一二三筒をチーしていて、残りの三筒三枚も見えている。この事実から、相手が筒子を持っていない、筒子ではアガれない、とまでは言えません。隠れた部分には別の筒子の待ちが作れます。

副露の見た目が目立つほど、その色全体について大きな結論を出したくなります。まずは「この三筒はここにある」と枚数の事実へ戻る。その後に手役の推測を別枠で加えるようにします。

現物・スジ・壁を、違う根拠として持つ

現物はフリテンのルール、スジは両面の組とフリテン、壁は牌の総数という、異なる根拠を使っています。いずれも「通りそうな牌」の一言にまとめると、何が確かで何が推測か分からなくなります。

オリる局面で現物がない場合、壁でいくつかの形を消せる牌を候補にすることはできます。ただし、他家への危険、単騎やシャンポンの可能性、残る牌の枚数を合わせて検討します。この連載では、条件を無視した絶対的な危険度ランキングは作りません。

候補を比べるときは「三筒が四枚見え、一筒の順子待ちはない。ただし単騎などは残る」と短く説明します。消せたものと残るものを一組で記録すると、放銃した場合にも何を見落としたのかが分かります。

練習室:四枚をどこで数えたか、言えるようにする

三筒が自分の手牌に一枚、河に一枚、相手のポンに二枚見える、という数え方は成立しません。ポンは同じ牌三枚でできているためです。まず副露そのものの枚数を確認する必要があります。数字だけを急いで足すと、こうした基本的な食い違いを見逃します。

正しい四枚見えの例は、自分の手牌に一枚、相手の三筒のポンに三枚です。そのポンに使われた河の三筒をもう一枚として加えてはいけません。以前河にあった牌が移動したのであり、五枚目が現れたのではありません。

別の例として、自分に二枚、別々の河に一枚ずつ、という四枚見えもあります。どこにあるかを四か所、または何枚ずつかを具体的に言えると、数え間違いを見つけやすくなります。公開された暗槓でも、同種四枚であることが確認できれば総数の制約として使えます。

四枚を確認したら、一筒を待つ順子に必要な二三筒を書きます。三筒はすべて見えているため、隠れた手牌のこの形が消える。次に一筒単騎を書くと、こちらには三筒がないので残る。この二段階をセットで行います。

三枚しか確認できなければ、図の空白に「残り一枚は不明」と書いてください。山にある、誰かが持つ、王牌にあるなどの場所は決まっていません。不明を不明のまま残すことも、読みの大切な仕事です。

複数の壁があるときも、最初から難しい結論を暗記する必要はありません。切りたい牌がどの形でアガリ牌になり得るかを列挙し、必要な牌が隠れた場所に存在できるかを確認します。一つの壁を正確に扱えることが、その土台になります。

牌譜の練習では、枚数を数え直す

壁で安全そうだと思って切った場面を、自分視点の牌譜で止めます。まず四枚が本当に見えていたかを確認してください。鳴かれた捨て牌を二度数えたり、赤五を別に数えたりしていないかを見ます。

次に、相手の手牌を開く前に残る待ちを一つ書きます。単騎なら残る、シャンポンなら残る、と書けるだけでも十分です。その後で実際の待ちを見れば、推論の正しさと結果を別々に検証できます。

この練習は、安全に通った場面にも使えます。通ったから理屈が正しかったとは限りません。逆に当たっても、順子待ちを消す推論が正しく、残った別の待ちだった可能性があります。結果だけを教材にしないことが、読みの精度を育てます。

自分で考えてみる

問題

三筒が四枚見えています。一筒を切るとき、二三筒の両面待ちと、一筒一筒・白白のシャンポン待ちは、それぞれ否定できますか。

考え方と答え

二三筒を隠し持つ両面待ちは否定できます。三筒が相手の隠れた手牌にないためです。一筒一筒・白白は三筒を使わないので否定できません。壁で順子の一部を消せても、現物と同じ意味の安全にはなりません。

出典を読む:ルールが支える部分、推測が残る部分

自分の目から見て4枚見える牌。

日本プロ麻雀連盟「初級/麻雀用語辞典」・壁

壁の定義を、牌の総数の制約として読み解きました。本文の三筒の例は当サイト制作です。M.LEAGUE公式戦ルール第1章第2条の同種四枚という構成も確認しています。

ルール参照:M.LEAGUE公式戦ルール。本記事の図解・比較問題・判断手順はもっといいこと制作です。

出典確認日:2026年10月25日。引用部分は枠内に区別して示しています。出典の定義・ルールから導く説明と、局面に依存する判断を分けてお読みください。

相手の手を読む前に。全5回

第1回:当たり牌を当てる前に。「誰に安全か」を見つける

第2回:スジなのに当たるのはなぜ?両面待ちだけを消す考え方

→ 第3回:四枚見えたら何が消える?壁と残り枚数の読み方

第4回:捨て牌は物語より手がかり。手出し・鳴き・染め手を読む

第5回:押すか、オリるか。その一枚を切る前に考えること

この特集の入口・学び方を見る

自分の手を育てる練習は手牌を育てる、5つのレッスンへ。復習用の本や道具は麻雀の本・道具ガイドにまとめています。

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