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データから自分の麻雀の打ち方や課題を分析!「雀魂」の対戦詳細を見てみよう

雀魂のこと。
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雀魂をやっていて便利だな〜と思うのが、自分のプロフィールから見ることができる「対戦詳細」。
これまでの対戦記録がデータとして残っているので、普段何となく打っている自分の麻雀の「クセ」を赤裸々に見ることができるのです…!

とはいえ、このデータの数々をどう見て、どう参考にしていけばいいのかいまいちピンとこない…という人も少なくないと思います。

というわけで、今回は雀魂の「対戦詳細」の見方についてまとめてみました!
データをどう捉えるか、どこで線引きするかについては、それぞれの考え方や打ち方スタイル、めざすレベル次第ではあります。
ですが、まだ麻雀を初めて間もない初心者の方にとってはひとつの目安になるかと!

雀魂の対戦詳細 データの見方

雀魂のプロフィール画面で、ハイライト(これまでに上がった一番高得点な手)、スタイル(攻・防・速・運に振り分けた打ち方スタイル)、対戦記録(直近10戦の順位変動)と続いて「対戦詳細」という欄が出てきますね。

こんな感じのやつです。今回解説していくのは、ここの見方になります。
ちなみに、統計的な話でいえば対戦数が1000局くらいないと数値的にブレが出やすくはあるのですが、目安としてデータを見る→自分の打ち方を調整する→目安としてデータを見る→…と繰り返していく分には対戦数が少なくてもあまり気にしなくてOKです。

ではでは、順番にいきましょう!

一位〜四位率、飛び率

ここは見ての通りですね。飛び率は0点を割り込んだ局の率になります。
平均値でいえば、各局で一位〜四位の人がひとりずつ発生するので、各順位の割合は25%ずつになります。
この25%より各順位の率が高いか低いかを見ていきましょう。とくに、雀魂ではラス(四位)を取ると段位戦のポイントが大きく下がります。まずは四位の率が25%未満になることを目標に、さらにどれだけ率を下げていけるかが重要になります。

とはいえ、ここの順位率そのものを気にするよりは、ほかのデータを見ながら打っていくことで、結果的に四位率が下がり一位や二位の率が上がる、という状態になるのが理想です。
その見るべきデータについては後述しますね。

対戦数、平均和了

対戦数はそのまま、これまでに雀魂で対戦してきた数。キリのいい数字を越えるたび、これまでの努力の積み重ねが見えてちょっと嬉しくなるやつですね。

平均和了は、これまでに和了した際の点数の平均値です。高打点のロマン上がりを狙いたいタイプの人ほど、平均和了は高くなります。
が、何局もじっくり耐えながら一発ドカンのチャンスを待つことになるため、和了巡数や平均順位は低くなる傾向があります。
もちろん、打ち方は人それぞれなので、ロマン砲をねらうスタイルももちろんアリです。
ですが「段位戦で自分の段位を上げていく=ほかの人よりも多く一位を取っていく」という目的の中ではどうしても不利な打ち方になってしまいます。

自分の打ち方スタイルが偏っていないかな? という指標にしつつ、ほかのデータも見ながら打ち方を調整していきましょう!

平均順位

これまでに取ってきた一位〜四位の平均値です。すべての順位を均等に取っていれば2.5になります。なので、まずはこの2.5という数値をひとつの基準として考えましょう。
昇段をめざすのであれば、平均順位は少なくとも2.45を越えたいところです。

和了巡数

これまでに和了した際の巡数の平均値です。
統計的な基準としては、各巡目で以下のように展開していくのが平均値だと言われています。

配牌時:3〜4シャンテン
6巡目:イーシャンテン
9巡目:テンパイ
12巡目:和了

捨て牌が1段めを終える頃にはイーシャンテン、2段めの真ん中でテンパイ、2段めの終わりで上がり、というテンポ感ですね。

なので、和了巡数もまずは12をめざすようにしましょう。和了巡数が12.5より大きいようであれば、平均よりも展開が遅めであるといえます。

とくに、鳴かずに門前で手役を作っていくタイプの人だと平均よりも遅くなる傾向があります。あまり遅いようなら、牌効率の見直しや鳴き仕掛けなどで自分の麻雀のテンポをあげていく必要があるかもしれません。
より早くテンパイ/和了までいけるようになれば結果的に和了率・放銃率も良くなっていくので、この和了巡数はしっかり見ておきたい数値のひとつになります。

和了率

これまでの対戦の中で和了できた割合和了率です。
1局のうち誰か一人が上がることになるので、単純に割れば自分への割り振り分は25%。実際には流局もあるので24%程度が平均値的な最大になります。

ですので、自分の和了率をまずはどれだけ24%に近づけられるか、さらに高めていけるか、というのがひとつの指標になります。
目安としては、22%〜23%程度は確保しておきたいところ。21%を切っているようだと上がりが足りていない=スピード負け or 放銃してしまって他の人に上がりを持っていかれている、ということになります。

先ほどの和了巡数と合わせて和了率もしっかりチェックして、自分の弱点把握に役立てましょう!

ツモ率

和了時にツモで上がれた割合です。
山読み(これから来る牌にどんなものが残っているかの予測)ができるようになるとここの数値も上げることができますが、初心者のうちは山読みよりも役作りによるかけひきや放銃しない立ち回りを覚える方が大事なので、あまり気にしなくてOKです。

放銃率

自分が誰かに振り込んでしまった割合が放銃率です。
放銃は自分だけが持ち点を奪われることになり、他の人との点差が大きく開く原因となってしまうため、放銃率は極力低く押さえていきたいところです。

放銃する可能性としては以下の3パターンですが、

  1. 誰かの立直に対して振り込んでしまった
  2. 鳴いてテンパイしている人に振り込んでしまった
  3. ダマテン(立直していないけれどテンパイしている人)に振り込んでしまった

麻雀初心者のうちは、まずは1. の「誰かの立直に対して振り込んでしまった」をしっかり意識しておきたいところ。無闇な放銃はしないように、降りるべきときは徹底的に降りることを心がけましょう。

残りの2. と3. 、そして「自分が親だったりラス(四位)だったり、あるいは手がよかったりでどうしても押したい」時には、放銃のリスクがあっても全ツッパで牌を切り続けることもありますよね。
そういったケースを含めて改めて放銃率を見直し、あまりに高いようであれば「全ツッパしすぎなのかな…攻め時をもう少し見直したほうがいいんだろうか」「鳴いている人に振り込みすぎなのかも…テンパイ気配はどうやって察知したらいいんだろう?」と考えることができるようになります。
つまり、自分の打ち方や麻雀における駆け引きのクセを振り返るうえで、大事な指標になるのが放銃率なのです。

目安として、放銃率はせめて15%を下回りたいところです。14%を切れれば平均順位も徐々に上がっていくようになります。最終的な目標としては、放銃率10%をめざしていきましょう!

副露率

対局中にポンやチーをした割合です。副露率は30%以上がひとつの目安で、30%を切っていると鳴きが足りていない=上がりの速度が保てていない可能性がある、と言われています(和了率と合わせてチェックしてみましょう)。

ただし、この「副露率30%」という数値については少し注意する必要があります。
というのも、「意味のある鳴きができたうえで30%以上になっているか」ということが重要なポイントになるからです。

意味のある鳴き(ポンやチー)とは
  • ツモりづらい牌を効果的に鳴けるかどうか
    (例:両面待ちを最後に残すために、先にカンチャン待ちの部分を鳴く、等)
  • 速度合わせのための鳴き
    (例:9巡目にはテンパイできるように自分の手を進める、等)

ただ闇雲に鳴くだけでは、立直が飛んできても逃げづらくなる&自分の手の内を明かすことになる&和了時の点数も下がる、とデメリットが多くなりがちです。
とはいえ、誰かのツモ→捨て牌に頼って自分の手を進めるのも全然アリですし、とくに手が進みづらいイーシャンテンの状態から、先手を打つために鳴いてテンパイに持ち込むのも大事な戦略です。

副露率は、和了率・放銃率と合わせてチェックすることで、自分の勝率を上げる打ち方・鳴き方ができているかを見直す指標としてとても大事です。

立直率

読んで字のごとく、対局中に立直した割合が立直率です。
立直という役をどのように戦略的に使うか、という話はあるものの、麻雀初心者のうちは立直率自体はそれほど意識しなくてOKです。

とくにしっかり見ておきたいのは和了率と放銃率!

以上、雀魂での対戦詳細で見られる各項目についてざっくりと解説してみました。
もっとも意識しておきたいのは和了率放銃率。ここをしっかりチェックし、合わせて副露率和了巡数を確認して、自分の弱点がテンパイの遅さなのか、振り込みが多いことによる得点負けなのか、といった分析に役立てましょう!

自分の対戦を、データで振り返ることができるのもデジタル麻雀の強みです。
それでは皆さま、よき雀魂ライフを!✨

この記事を書いた人
永井 ミキ

ずっと麻雀にいいイメージを持ってなかったのに、コロナ自粛中にふとしたきっかけでやってみたらどハマリしちゃった人。雀魂(じゃんたま)で日々コツコツと打つのが楽しいです。自分の麻雀お勉強ログと、雀魂についてのアレコレを書き残し中。

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