初心者のうちって、とくに「麻雀の役が全然頭に入ってこない…」となりがちですよね。
世に出回っている役一覧も、飜ごとに分類されているケースがほとんどなので、いざ麻雀を打つときに自分の手牌と見比べようとしても「ここからどの役が近そうなのか見つけるのが大変…!」となりがちです。
飜ごとに分類された役一覧は、麻雀に慣れていけばたしかに「この役、何飜だっけ?」「食い下がりあったっけ?」など参照するのに便利なんですが、初心者のうちは「自分の今の手牌から、狙えそうな手役って何だろう?」ということがさっとわかったほうがありがたいんですよね。
ということで、
ないならば作ってみよう!
「牌の並びの特徴別 麻雀の役一覧」!!
※自分でやってみて思ったんですが、「どう切り分けるか」の考え方次第なところもあるので本記事で紹介したカテゴライズがベストとは限りません。自分だったらどう仕分けていくかな? という考え方の参考にしていただいて、自分でもやってみるとめちゃくちゃ勉強になるのでオススメです!
※今回は、あくまでも「役をいかに効率的に頭に叩き込むか」が焦点なので、役の飜数などの説明はすっ飛ばします。初心者のうちは、点数計算は経験者やゲームにお任せしちゃいましょう。
麻雀の役を手っ取り早く覚えよう! 並びの特徴別 麻雀の役一覧
まずは、役の分類から
やってみましょう。
ざっくり、こんな感じでしょうか。
- 順子系
- 刻子系
- 染め系
- 么九牌を使わない系
- 么九牌をすべてに絡ませていく系
- 三元牌全部盛り系
- 風牌全部盛り系
- 字牌オンリー
- イレギュラーな子たち
順番に見ていきましょう!
①順子系
じゅんばんこの面子で揃えていく順子(シュンツ)系。
数牌が多く、かつ同じ牌の被りが少ないときに狙いにいきましょう。
②刻子系
同じ牌3つセットの面子で揃えていく刻子(コーツ)系。
同じ牌2つセットである対子(トイツ)が多めなときにおすすめです。
③染め系
1種類の数牌のみ、または1種類の数牌+字牌で染め上げていくパターン。
これは、順子・刻子は問われません。
見た目も統一感があって綺麗なので、特定の数牌が多めだとつい狙いたくなります。
④么九牌を使わない系
么九牌(数牌の1・9と字牌)を一切使わないパターンです。
これは、役としてはひとつだけ。
断么九は、順子・刻子が混じっていてもOKかつ鳴いても役が下がらない(喰いタンありの場合)ので、初心者にオススメな役としてよく紹介されていますね。
⑤么九牌をすべてに絡ませていく系
逆に、么九牌をすべての面子&雀頭に絡ませていくパターンもあります。
「初心者!まず!タンヤオ!」と思ってたら1・9・字牌ばっか来ちゃってどうしよう!なんてときに思い出してください…この子達がいたことを…!
⑥三元牌全部盛り系
三元牌(白・發・中)が手牌に多かったら狙ってみましょう!
白・發・中はそれ自体が3枚揃えたら役がつく「役牌」なので、美味しさ倍盛りなのです。
⑦風牌全部盛り系
三元牌に全部盛りがあるのだから、風牌にももちろん全部盛りパターンがあります。
風牌のほうが4種類揃えなきゃなので、ちょっと大変ですね。
⑧字牌オンリー
そして、すべての字牌、つまり三元牌と風牌のみを使った役もあります。
数牌ゼロに切り捨てていく勇気とともに、いつか狙ってみたい役。
⑨イレギュラーな並び
実は、4面子1雀頭ではない並びで完成する役というのがあります。
完全イレギュラーっ子。
七対子は、刻子系の役を狙いながら念のため待ちも広く構えて…なんてやっているうちに、結果的に七対子でテンパイしちゃうみたいなパターンになりがちな気がします。笑
踏まえて、じゃー具体的にどの役をまず覚えたらいいかっていうと
さてさて。
このくらいの分類に分かれていると、自分の手牌の系統によって何系の役を目指したらいいか何となくの目処は立てられそうです。
とはいえ、それでもひとつひとつの役のルールを覚えなきゃいけないの…? というと、そんなこともありません。
初心者のうちは、各系統、最初に名前が出てきていた役をまず覚えてみましょう。
- 順子系:平和(ぴんふ)
- 刻子系:対々和(といとい)
- 染め系:混一色(ほんいつ)
- 么九牌を使わない系:断么九(たんやお)
- 么九牌をすべてに絡ませていく系:混全帯么九(ちゃんた)
- 三元牌全部盛り系:小三元
- 風牌全部盛り系:小四喜
- 字牌オンリー:字一色(つーいーそー)
- イレギュラーな並び:七対子(ちーといつ)
初心者が覚えるべき役をさらに絞るなら…
さらに、まずは現実的に出てくる頻度が高いものに絞って覚えるというのも全然アリです。
具体的には以下のあたり。
- 順子系:平和(ぴんふ)
- 刻子系:対々和(といとい)
- 么九牌を使わない系:断么九(たんやお)
- イレギュラーな並び:七対子(ちーといつ)
この辺の役が、実際に手役として出てくる役の大部分を占めています。
七対子はイレギュラーですし他の役に比べて出現頻度は下がりますが、覚え方もカンタンなので覚えておいても損はないかと。
そして、七対子を除けばどれも基本の4面子1雀頭の形は押さえているので、結果的にさらにプラスでほかの手役が付いてくることもあります。
これに加えて、
- リーチ
- 役牌
の2役を覚えておけば、初心者のうちはもう、何とでもなります。
手役が固まりきらなくても、リーチか役牌でもアガれちゃいますしね。
役とは、ロマンである(?)
上記の「最初に覚えておきたい役」+リーチと役牌を押さえておけば、もうほぼ問題なく麻雀が打てる人の仲間入りができちゃいます!
そのうえで、さらにほかの役を覚えていくのって、「もしかしたらあの役狙えるかも…!」というドキドキワクワク感、そして難しい役をなんとか揃えてアガれたときの感動が味わえるからこそ。そこが麻雀の醍醐味でありロマンだったりするんですよねー。
案外、「最初に覚えておきたい役」が頭に入れば、ほかの役もそこからの派生だったりするので覚えるのにそこまで大変ではなかったりします。
次回からは、そのあたりの解説がしていけたらと思っています!
今日はここまでー!
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