雀魂から麻雀を始めた、という麻雀初心者の方向けに、雀魂の「段位戦」についての解説をまとめました。
麻雀を上達させていくうえでも、段位戦で昇段をめざすのはいいモチベーションになるので、ぜひ活用していきましょう!
自分の段位の見方
まずは、自分の段位の確認方法から。
ホーム画面の左上に、アイコンで表示されています。
ちなみに、ここに2つ(大小で)アイコンが表示されているのは、「4人戦」と「3人戦」それぞれの段位を示しているためです。
背景の模様が四角形なのが4人戦の段位(画像の大きい方ですね)、背景が三角形(小さい方)なのが3人戦の段位になります。
また、氏名の横のアイコンをタップすると、自身の段位ポイントや段位戦の戦績などの詳細を見ることができます。
4人戦と3人戦では一部ルールが異なります。麻雀を始めたばかりのうちは、とりあえず人口が多くて情報も得やすい4人戦を進めていくのがおすすめです。
段位の種類
雀魂の段位は、始めたての「初心」から頂点たる「魂天」まで、6段階の位があります。
さらに、初心〜雀聖までは各段位の中で☆、☆☆、☆☆☆の3段階に分かれているので、全部で16段階のレベル分けがあることになります。
初心 | ☆ |
☆☆ | |
☆☆☆ | |
雀士 | ☆ |
☆☆ | |
☆☆☆ | |
雀傑 | ☆ |
☆☆ | |
☆☆☆ | |
雀豪 | ☆ |
☆☆ | |
☆☆☆ | |
雀聖 | ☆ |
☆☆ | |
☆☆☆ | |
魂天 | (☆によるランク分けなし) |
初心・雀士の頃に意識しておきたいこと
初心〜雀士のうちは、ざっくり以下のようなレベル感をイメージして打っていくとよいでしょう。
麻雀は、あがれた回数ではなく点の取り合い、最終的な持ち点で勝敗が決まります。
ですので、まずはルールを覚えるとともに押し引きも意識して、基本的な立ち回りがしっかり身につく=麻雀中級者ともいえる「雀傑」をめざしてみましょう!
段位を上げるメリットは?
雀魂の段位戦で段位を上げていく意味は、主に上記のような点です。
段位を上げていくためには、(詳しくは後述しますが)「安定して1〜3位を取れること、極力ラス(4位)を取らないこと」という立ち回りが必要になります。
段位が上がっていくにつれて周りの対戦者たちも手強くなっていきますので、段位ごとに自分の課題を考えながら打つことで、モチベーションを保ちながら段位戦を楽しむことができます。
目標を持ちながら打つほうが、より長く楽しく続けることができるのでおすすめです!
銀の間以上では贈り物と宝玉がもらえる!
雀魂内での大きなメリットとして、銀の間以上で対局を終えると「宝箱ポイント」的なものがたまり、一定のポイントがたまるとキャラクターとの契約に必要な「宝玉」と「贈り物」がもらえます(中身はランダム)。
また、設定しているキャラとの絆ポイントもたまるので、ぜひ契約したい子を連れて対局しましょう!
キャラとの契約をめざす場合は、なるべく早めに初心から脱して、銀の間で打てるようになりたいところですね。
絆レベルがMaxのレベル5になったキャラを連れて対局した場合は、絆報酬ポイントがたまるごとに「青色のハートの贈り物」がもらえます(上記の画像は絆レベル5のときの表示です)。ハートの贈り物は、任意のキャラにあげることで絆ポイントが1000ポイント入ります。
段位戦の仕様
それでは、具体的に段位戦の仕様をみていきましょう!
入れる間(卓)の種類について
段位戦での卓については、段位によって入れる種類(間)が決められています。
このため、より実力の近い人とマッチングして対局することができます。
各間の名称と入場可能な段位は以下の通りです。
間の名称 | 段位制限 |
---|---|
銅の間 | 初心・雀士 |
銀の間 | 雀士・雀傑 |
金の間 | 雀傑・雀豪 |
玉の間 | 雀豪・雀聖 |
王座の間 | 雀聖・魂天 |
東風戦か半荘戦を選んで対局!
麻雀そのもののルールである、東風戦と半荘戦の違いについておさえておきましょう。
麻雀の段位戦では、東風戦または半荘戦のいずれかを選択して対局することができ、その勝敗でポイントの増減が決まります。
上記のとおり、ざっくり言うと半荘戦は東風戦の2倍戦うことになります。東風戦であれば全員が1回ずつ親をすれば4回の対局、半荘戦では全員が交代で親を2回やって計8回の対局が基本になりますね。
対局が伸びる/早く終わるケースもある
ですが、東風半荘いずれも、状況により対局が伸びたり早く終わったりするケースがあります。
親があがるか、または流局時に親がテンパイしている場合、同じ人が親のままもう1局打つことになります(連荘。雀魂では最大8連荘まであります)。
また、対局中に誰かが0点を下回ると(ハコ)その時点で対局が終了します。
一回の対戦にかかる時間として、東風ではざっくり15〜20分程度、半荘では30〜40分程度が目安にはなりますが、上記の理由により想定より長くかかることもあります。段位戦を行う場合は、少し時間に余裕を見ておくほうがよいでしょう。
最初は東風戦で慣れよう!
麻雀を始めたてのうちは、一戦あたりにかかる時間が少ない東風戦のほうがおすすめです。
やってみるとわかるのですが、そもそも麻雀のルールがしっかり身についていないうちに半荘の長さを打つと、かなり精神力を消耗します。最初はとにかくテンポよく回数をこなして場馴れしていくためにも東風からはじめましょう。
なお、すでにリアルやほかのオンライン麻雀で打ち慣れているという人であれば、立ち回り次第で運要素に左右されにくい半荘戦のほうが、安定的に段位ポイントを稼ぐことができるでしょう。
昇段に必要な段位ポイントについて
段位は、一定の段位ポイントをためることで次の段位へ進むことができます。また、各段位になった時には、あらかじめ定められた初期ポイントを持った状態からスタートします。
それぞれの段位で、初期ポイントおよび昇段のために必要なポイントは以下の通りです。
初期ポイント | 昇段に必要な ポイント | ||
---|---|---|---|
初心 | ☆ | 0 | 20 |
☆☆ | 0 | 80 | |
☆☆☆ | 0 | 200 | |
雀士 | ☆ | 300 | 600 |
☆☆ | 400 | 800 | |
☆☆☆ | 500 | 1000 | |
雀傑 | ☆ | 600 | 1200 |
☆☆ | 700 | 1400 | |
☆☆☆ | 1000 | 2000 | |
雀豪 | ☆ | 1400 | 2800 |
☆☆ | 1600 | 3200 | |
☆☆☆ | 1800 | 3800 | |
雀聖 | ☆ | 2000 | 4000 |
☆☆ | 3000 | 6000 | |
☆☆☆ | 4000 | 9000 | |
魂天 | 10000 | - |
段位ポイントのため方
段位ポイントについては、対局結果に応じて以下のように計算されます。
(終局時の持ち点ー初期持ち点)÷1000±段位点数±・ウマ
それぞれの項目について、順に解説します。
持ち点の精算について
4人戦の場合、初期持ち点は25000点となるため、終局時の持ち点が30000点であれば(30000ー25000)÷1000=5点が段位ポイントに加算されます。
逆に、初期の持ち点を下回るとポイントはマイナスになります。
たとえば終局時に7000点しかなければ(7000ー25000)÷1000=−18点、となります。
とくにラス(4位)になりそうなときには、せめて持ち点の精算分だけでもポイントのマイナスを抑えられるよう、最後までチャンスを見逃さないように立ち回りたいところです。
ウマについて
ウマとは、1位〜4位の各順位において獲得できる点数になります。
東風・半荘に関わらず、4人戦でのウマは以下に統一されています。
1位:+15 2位:+5 3位:−5 4位:−15
段位点数について
段位点数はウマと同様に1位〜4位の各順位での点数になりますが、1〜3位は間ごとに決められ、4位時の点数のみ段位により異なる設定がされています。
東風戦・半荘戦での1〜3位での段位点数は以下のとおりです。
■東風戦
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
銅の間 | 10 | 5 | 0 |
銀の間 | 20 | 10 | 0 |
金の間 | 40 | 20 | 0 |
玉の間 | 55 | 30 | 0 |
王座の間 | 60 | 30 | 0 |
■半荘戦
1位 | 2位 | 3位 | |
---|---|---|---|
銅の間 | 20 | 10 | 0 |
銀の間 | 40 | 20 | 0 |
金の間 | 80 | 40 | 0 |
玉の間 | 110 | 55 | 0 |
王座の間 | 120 | 60 | 0 |
また、4位における段位点数は以下のとおりです。
段位 | 東風戦 | 半荘戦 | |
---|---|---|---|
初心 | ★ | 0 | 0 |
★★ | 0 | 0 | |
★★★ | 0 | 0 | |
雀士 | ★ | -10 | -20 |
★★ | -20 | -40 | |
★★★ | -30 | -60 | |
雀傑 | ★ | -40 | -80 |
★★ | -50 | -100 | |
★★★ | -60 | -120 | |
雀豪 | ★ | -80 | -165 |
★★ | -90 | -180 | |
★★★ | -100 | -195 | |
雀聖 | ★ | -110 | -210 |
★★ | -120 | -225 | |
★★★ | -130 | -240 |
雀士2からは降格がある点に注意!
初心☆〜雀士☆までは、どれだけ負け越しても自身の段位戦ポイントが0になるだけですが、雀士☆☆からはポイントが0を下回った時点でひとつ下の段位に降格します(雀士☆☆の場合は雀士☆に降格、雀傑☆の場合は雀士☆☆☆に降格、といった形)。
初心〜雀士☆までは思う存分やらかしまくっても問題ありませんが、雀士☆☆以降は極力降格しないよう、慎重に打ち進めていく必要があります。
(降格すると、なかなか精神的にダメージがきますのでね…)
とはいえ、ある程度運の善し悪しで勝敗が決まってしまうのが麻雀というもの。どれだけがんばっていても降格してしまうこともあります。そんな時は気持ちを切り替えて、自分の打ち方を改めて見直す機会として活用しましょう!
入場料と場代(コイン)について
銀の間以上では、参加する際に入場料と場代、および対局終了時の持ち点による精算でコインが必要になります。
場代、および対局終了時の精算については雀魂内のヘルプにも細かい計算方法が載っていますが、正直なところ、基本はあまり気にしなくてOKです。
コイン自体は雀魂内のクエストやイベントなどでそれなりに配られるため、そうそうなくなることはありません。かつ、「場代と終了時の精算で算出されたコインのマイナス分は、入場料までしか消費されない」、つまり大負けした場合でも入場料分までしかコインが減らない仕様になっています。
なくなるとしたら、一気に対局しまくった場合、または雑貨屋で贈り物などのコインを消費するアイテムを買いまくった場合くらいです。
最悪、どうしてもコインが足りない場合は雀魂内メニュー「復活コイン」を受け取るか(条件付きで1日1回限定)、課金してコインを買うことも可能です。
が、おそらくクエストとイベントで入手できた分でほとんどまかなうことができます。
一応、普段の対局での増減をなんとなく見ておいて、アイテムを買いすぎないようにするくらいの対策で十分です。
段位を上げていくためのポイント【初心者向け】
最後に、雀魂で麻雀を始めたばかりの初心者の方に向けて、段位を上げていくためのポイントを2つ、お伝えします。
この2点をしっかり押さえておくだけで、初心、雀士は確実に抜けることができます。
ぜひ、楽しみつつがんばりましょう!
麻雀のルールをしっかり覚える
何はなくともまずはルールを覚えること!
できれば、初心のうちに基本的なことはしっかり身につけて、「ルールの理解不足によってあがれなくなる」といったミスをなくすことをめざしましょう。
具体的には、以下の2点を意識しておきたいです。
上記を含めた、麻雀の基本ルールはこちらの記事にもまとめてありますので、よかったら参考にしてみてください。
フリテンについてのルールは。記事の終盤のほうにあります。
また、早めに覚えておきたい最低限の役としては、以下の記事の「出現頻度順 麻雀役一覧の解説」を参考にしてみてください。
出現頻度が高い=テンパイしやすい役でもあるので、出現上位のものはまず最初のうちに身につけておきたいところです。
徹底的にラス(4位)を回避する
麻雀は必ず1位〜4位の人が発生するゲームです。ですが、雀魂の段位戦ではラス(4位)を取ったときのポイント減が非常に大きいので、4位を取るのは極力避けたいところです。
正直なところ、初心のうちは、運がいい時にゴリ押していれば自ずと昇段できてしまったりします。
ですが、そのクセがついたままでは雀士2〜3あたりで必ずつまづく時期が来ます(苦い経験談なのです…)。
麻雀の基本を覚えて多少落ち着いて打てるようになってくると、自分もあがりたい一心で無理に押してしまいがちです。ですが、麻雀は「ラス(4位)を取らないゲーム」であると肝に命じ、誰かのリーチが来たら、基本はテンパイしていなければしっかり降りるくらいのつもりで打ち進めていきましょう。
降りるときには、安牌(あんぱい)を中心に、極力あたる可能性の低い牌を捨てていくのがポイントになります。
安牌の見方・考え方についてはこちらの記事に詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。
数多くあがることが麻雀の強さではありません。1000点のあがりを重ねても、1回の満貫でまくられて終わればラス、なんてことも往々にしてあります。
麻雀上級者ほど、降りるべきときに丁寧に降りることができるものです。早いうちから降り方を意識して身につけていき、そのうえで「押すか、降りるか」という判断をしていけるようになるのが理想です!
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