麻雀って、シンプルにゲームとしてとても楽しいので
もっとカジュアルに遊ぶ人が増えてくれたらいいのになー!
という思いの元、
麻雀に興味あるけど何から始めたらいいの?
という麻雀初心者の方向けに、極力噛み砕いた形で麻雀のルールを解説していきたいと思います!
いやね、麻雀って、正直ルールが結構細々とあるし、用語も中国語読みのものが多くてわかりづらかったりして、入り口がとってもややこしいじゃないですか。
でも、最低限のルールがわかればとりあえず麻雀は打てるし、用語を覚えるのとかは正直後回しでも問題ないんですよね。
他の人と麻雀の話をするときには用語を知っておく必要はありますが、「麻雀たのしー!」ってなって自分でいろいろ見聞きするようになっていけば、自ずと覚えていけるものです◎
というわけで、初回である今回は麻雀というゲームの概要とともに、「麻雀のルールを覚える、といっても何をどう覚えていったらいいの?」という部分の大枠をお伝えできればと思います!
はじめに:麻雀のおもしろさってどんなところ?
麻雀がおもしろいのは、「運の要素もあるため、初心者がベテランに勝つなんてことも往々にしてありうる」というところ。
1戦だけの戦いでいえば、誰しもが勝った!負けた!とキャッキャできる可能性があるのが麻雀のよさでもあります。そのため、パーティーゲームとしても楽しめるのが魅力なのです。自粛期間中でも、友達とスカイプやZOOM&雀魂をつないで友人戦しながらオンライン飲み会、なんて遊び方もできちゃいます。
さらに興味深いのは、いわゆる「麻雀が強い人」というのは、何戦も繰り返し対局したときに安定してよりよい成績を残せる人のことを指す、という点です。運要素があるゲームだからこそ、対局を積み重ねていく中でいかにチャンスをものにして1位や2位を取っていくか、あるいは4位を取らないかという立ち振舞いが上手い人、という感じですね。
こういった立ち回りができるようになるには、麻雀の持つゲーム性を深く理解していく必要があります。
基本のルールを覚えれば初心者から上級者まで一緒に遊べる、それでいてゲームとしての駆け引きが非常に奥深くできているため、こだわり派の人も長く楽しめる、それが麻雀のおもしろさなのです。
これから麻雀を始めるなら、とりあえず雀魂がおすすめ
ちなみに、これから麻雀を覚える、という方であれば「雀魂」というアプリがおすすめです!
(アカウントを作れば、Webからでも遊べます)
雀魂 -じゃんたま-
Yostar, Inc.無料posted withアプリーチ
雀魂の「友人戦」機能を使えばCPU相手に練習ができます。
いきなり対人戦をして「よくわからない!こわい!」と萎縮してしまうよりは、CPU相手に存分にやらかしまくるほうが、基本のルールを身につけるうえでは気楽で手っ取り早いです。
加えて、デジタル麻雀であれば、
といった便利機能があるので、とりあえず流れに身を任せていても何となく打てちゃう、というメリットもあります。
もちろん、麻雀が上手くなるにはそのあたりの判断も自分でしっかりできる必要がありますが、それは「麻雀、たのしいなー!」ってなってから後々意識していけばよいかと。
あと、何より雀魂は見た目がカジュアルなのがいいですよね。
ほかのネット麻雀とかアプリって何かこう…雰囲気が…渋めの…とっつきづらくて…。
ともあれ、今から麻雀を始めるのであれば、とりあえず難しいことは置いておいて麻雀の雰囲気に触れられるデジタル麻雀がおすすめです!
本シリーズでの麻雀ルール紹介も、まずはデジタル麻雀を打つうえで必要なことに絞って解説していきますね。
基本の「何をしたらいいか」を覚えよう
麻雀は絵合わせゲーム
「麻雀は絵合わせゲームである」と聞いたことがある人も多いかと思いますが、基本はそれです。
ルールを元に牌(ハイ、パイ)を絵合わせして、誰よりも先にあがれたら得点をゲット!
その対戦を繰り返して、すべての対局が終わったときの順位で勝敗が決まる、という形です。
絵の合わせ方は「4面子1雀頭(4めんつ1じゃんとう)」
で、どのように絵を合わせていくかというと、麻雀用語的には「4面子1雀頭(4めんつ1じゃんとう)」。
こんな感じで、3枚セットの「面子(めんつ)」を4つ、2枚セットの「雀頭(じゃんとう)」を1つ揃えられたらOKになります。
3枚セットの面子については、以下のいずれかのパターンで揃えます。
順子(しゅんつ)
数字が連続している3枚のセットは順子(しゅんつ)と呼ばれます。
刻子(こーつ)
同じ牌が3枚あると、刻子という面子になります。
全部で4枚ある牌のうち3枚を集めなければならないため、順子よりちょっと集めにくいです。
ちなみに、役牌である白・發・中、風牌の東・南・西・北(とん・なん・しゃー・ぺい)は、全種類揃っていると何となくセット感ありますが面子扱いにはなりませんので注意。
テンパイしたらリーチができる! あがるときは、ロンかツモ
さて、4面子1雀頭ということは、3枚×4+2枚×1=合計13枚の牌が必要になります。
自分の手元に置ける牌=手牌は12枚なので、手牌が「あと1枚、ほしい牌が来たら4面子1雀頭が揃う」という状態になることを「聴牌(てんぱい)」といい、立直(リーチ)をすることができます。
残りの1枚は、面子・雀頭どちらの牌が足りない状態でもOKです。
どこがどう足りないかによって、待ち牌の数が変わるのがポイントですね。
麻雀の流れがわかってきたら、「どうやって牌を選んでいったら待ちが広い(待ち牌が多い)状態にできるか」を意識していくとよいでしょう(牌効率と言われています)。
リーチは、UNOで最後の1枚になったら「UNO!」と宣言するみたいな感じですね。
UNOは宣言しないとあがることができませんが、麻雀は戦略的に「リーチしない」という選択もできます。
が、最初のうちはとりあえず「テンパイ即リー」でOKです!
テンパイした後、残りの1枚を手に入れるには以下の2つの方法があります。
自分で牌を引いてくるツモだけではなくて、誰かの捨て牌に「ロン」と宣言して和了(ホーラ/あがり)できるところがポイントです。
逆に言うと、誰かがリーチしている=その人がテンパイしているということなので、相手の待ち牌を捨てないように注意しないといけない、ということにもなります。
ここの待ち方バリエーションも大変奥深いのですが、長くなるので別記事にまとめたいと思います。ここでは基本ルールのみの話なので今回は割愛しますね!
フリテンについて
最後に覚えておきたい基本ルールとして、「フリテン」があります。
フリテンとは、「特定の状況でロンでのあがりができなくなる」というもので、以下の3パターンがあります。
このうち、ここでは「鳴きをせず、テンパイ後リーチをした」という前提で関係してくる「1.自分の捨て牌に待ち牌が含まれている場合」について解説します。
2と3も大事なルールなのですが、後々説明するのでまずはリーチする前提で、重要度の高いところから覚えましょう!
雀魂などのデジタル麻雀であれば、自分の待ち牌が捨てられた時点でロンするか否かのアラートが出るので、3の見逃しも起きません(ロンをキャンセルしたらもちろんフリテンです)
自分の捨てた牌ではロンできない!
リーチであがろうとするときに一番気をつけておきたいのがここ。
自分が捨てた牌では、ロンができなくなるというフリテンルールです。
とくに注意しておきたいのは、待ち牌の種類が複数ある場合、ひとつでも捨て牌が含まれているとほかの牌でもロンができなくなる点です。
上記の例では、本来の待ち牌は5ピンまたは8ピンですが、すでに8ピンを捨てているため5ピンも8ピンもロンはできません。
(自分でツモればあがることができます)
リーチする前であれば、待ち牌を変えることでフリテンを解消できますが、一度リーチしてしまうと解消はできません(リーチすると、それ以降は自分の手を変えられず、待ち牌をツモるか誰かが場に出すまでツモ切りしかできないというルールがあります)。
そのため、リーチであがろうとするとき、このフリテンルールに引っかかるととても不利になります。
待ち牌が多い場合などにツモあがりを狙ってあえてフリテンのままリーチする人もいますが、最初のうちは「どういうときにフリテンが起きやすいか」を知るためにもしっかり意識しておくクセをつけておきましょう!
あがったときの「役」の数によって点数が変わる
上記の基本の流れをもう一度おさらいしましょう。
これだけ押さえておけば、とりあえずの麻雀は打つことができます。
(今のうちは、テンパイしたらリーチするのを忘れないでくださいね)
こう見ると、基本は結構シンプルですよね。まずはこの流れを自分に叩き込む、みたいな感じで練習してみましょう!
で、「麻雀は絵合わせゲーム」のところで書いた「すべての対局が終わったときの順位で勝敗が決まる」というところが一番大事なポイント。
麻雀は、あがれた回数ではなく「最終的な自分の持ち点による順位」で勝敗が決まります。
まずは基本の流れを把握しながら、フリテンに注意しながらあがりをめざす、という練習をしてみましょう。
すると、「思ったよりテンパイできないんだなー」とか「あがれたけどあんまり点数がもらえなかったなー」など、いろいろな発見があると思います。
そこで、次に大事なルールである「あがれたときの点数計算=麻雀の役について」の話が出てくるのです。
麻雀にはどんな役があるのか、自分の手牌からどんな役が狙えそうか、ほかの人との点差を踏まえて押すべきか、守るべきか、…etc。いよいよ麻雀らしい駆け引きの話が見えてきますね!
とはいえ、まずは麻雀における「役」のことをしっかり理解するのが大事。
というわけで次回は、ややこしくなりがちな麻雀の役についてお伝えします!
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